Romaria ( =巡礼)、Andy Sheppardの描くサックスの流線に耳を澄ませていると、悠久の極めて個人的な巡礼の旅を想起する。その果てしない道程を一つ一つ歩む様は、美しい心の在り方を表しているようで清らかな思いがする。
“沈黙の次に最も美しい音”を哲学とするヨーロッパを代表する名門ジャズレーベルECM。英国のサックス奏者、Andy Sheppardが率いるカルテットの2017年録音作品。前作「Surrounded By Sea(’15)」から3年ぶりの2018年リリース。
タイトル曲はブラジルのSSW、 Ranato Teixeiraの楽曲をカバー。その他は全てAndy Sheppardのオリジナル曲という構成になっている。音響はスイスのルガーノのホール Auditorio Stelio Molo RSIによる理想的な環境が整った。流石、ECMという安定の録音クオリティ。
バンド構成はAndy Sheppardがテナー/ソプラノ・サックス、Eivind Aarsetがギター、Michel Benitaがダブル・ベース、Seb Rochfordがドラムス。
180g 重量盤。ダウンロード・コード付属。
(店主)
#Ambient #Jazz

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