軍事政権下、ブラジルからパリに亡命したフェルナンド・ファルカオン。オリジナル盤を1979年にパリで録音し、1981年にブラジルでリリース。
ブラジル音楽という個性がありながらもアヴァンギャルド、アフロ、ジャズ、アンビエント・・・といった様々なエッセンスが凝縮されている。
フェラ・クティのような故郷の肉体性とパリの街を思わせる前衛性が違和感なく重なり合い本作の様な名盤が生まれた。
トラック5では雑踏のサンプリングの中、ストリングが室内楽のニュアンスで舞い、トライバルなパーカッションにフェードアウトしていくとうストーリ展開がこの上なく美しい。
まずはトラック2,5から是非。モダンなブラジル音楽の入口として最適な一枚。(店主)
#Ambient #Brazil