Sam Gendelらと共にアンビエント・ジャズの文脈で欠かすことのできない、Joseph Shabason。Nicholas Krgovich, Chris Harrisと共作した、2020年リリース作品。Whiteカラー限定盤。既にレーベルにて廃盤。Shabasonと Krgovichによる共作は、M. Sageも含めた最新作まで3作品が続いており、本作が始点。それらは、緩やかに地続きでありながら、それぞれに固有の点が目立つ。Shabasonの穏やかで抽象的ながらも、エレガンスが滲む生楽器の連なりは、本作が最も際立っている。そして、Krgovichのボーカル・ワークは儚げな移ろいや、詩的な情熱を色彩鮮やかにもたらしている。
(店主)
#Ambient #Jazz