haruka nakamura、青い森シリーズの第一弾。これまでのキャリアとは一線を画す新境地だ。過去作ではあまり使われていなかった、80’s 風味のシンセサイザーを多用する。田舎町の教会に響くような、ひっそりと神秘的な残響音も特徴的だ。Fieald rec. の断片も心地よく合流する。また、初のアンビエント・アルバム、と公言しているよう、聴者に与える余白には十分に配慮が行き届いている。そして青い森、というメタファーはその美しい余白に対し有効に機能する。
(店主)
Ambient/ ModernClassical