アイスランド出身、ポストクラシカルを代表する、Ólafur Arnalds(オーラヴル・アルナルズ)。2018年作が再発。限定カラー(ブルー・マーブル)盤。
坂本龍一、シガー・ロスのサポートを務めるなど、音楽家からの信頼も厚い。2000年代前半はErased Tapesより諸作をリリース。同時代的に活躍するNils Frahmと共演するなど、シーンを盛り上げてきた。2010年代後半以降はMercury KXで諸作をリリースするなどメジャーな活動へ移行している。ただそこに、作風を大味に変更するようなことはなく、確固たる軸を中心に据えながら着々と実績を積んでいる。
当店で人気盤となった「Some Kind Of Peace (20)」の2年前にリリースされたのが本作。ピアノやギターのピュアな音色が凛と響きながら、電子音が自然な脚色として加わる。その外観はある種の地続きでありがら、本作の方がより内面的で情緒的な表現を楽しめるかもしれない。作者のキャリアを代表する作品。オーラヴル・アルナルズ、ひいてはポストクラシカルの入り口としても是非。
(店主)
Ambient/ Modern Classical

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