2012年<Warp>よりリリース。インスタレーション「Music for the Great Gallery of the Palace of Venaria」のために制作された音源を原型とし発展させた作品。
イーノが1978年にリリースした『Music for Airports』はアンビエント・ミュージックの歴史を語る上で必要不可欠な1枚である。『Music for Airports』が持つ音像の抽象性、思想としての公平性は今作においてもその延長線上に位置している。
微妙な音と音の行間に、注意深く耳をかたむけていると、モチーフとしての”光” (= “Lux”)は木漏れ日を意味しているのかと感じる。豊かにそよぐその光源はただ、ただ美しい。
今作もアンビエント・ミュージックを語る上で避けて通れないマスターピースと言える。
(店主)

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