ピアニスト、Duval Timothy。今、世界中のミュージック・ラバーが彼に注目している。
タイトルの「2 Sim」という印象的なフレーズ。作者がシエラレオネで出会った言葉で、(作者はロンドンとシエラレオネに拠点を持つ。)混血/ 二重国籍 などを指すスラング?比喩?なのだという。作者はそのフレーズを創造の源とした。パーソナリティを探求し続ける、Duval Timothyらしい視点だ。
本作は、シエラレオネでのField rec.とインタビューが根幹となり、ピアノなどで装飾され、美しいコラージュとして成立している。「2 Sim」というフレーズが発見された瞬間は録音されており、1曲目の最後はそのシーンで締め括られる。
ここまで大胆にインタビュー素材が音楽作品(かつポップスとして成立している。)に使われるのは珍しい。詩のような音楽、音楽のような詩。ビートニク/ ポエトリーリーディング の文脈にも近接し、興味深い。
(店主)
Ambient/ Jazz

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