即興ジャズの前衛的な構築とピアニストとしての甘美な描画が親密に掛け合わさる。誰しもが持つ創造性の深部を刺激し、意識の回路がことん、と音を立てて切り替わるようだ。
イタリアのピアニスト/実験音楽家、Giovanni Di Domenico。過去作「TREATMENTS (’21)」ではJim O’rouke、石橋英子、山本達久らと共演。コンテンポラリー・ジャズを下地としながら、作品ごとに表情を変える環境音などの装飾は彼の得意とするところだ。
優れたモダン・クラシカルの作品を数多く世に送り出すUnseen Worldsからリリース。なんとUnseen Worldsか、と意表を突くリリースでありながら、作者を新しい視点で捉え直す興味深いリリースだ。マスタリングはStephan Mathieu。
(店主)
#Ambient #ModernClassical #Jazz
