ジャズに新たな風を送り込んでいるUKの名門レーベル、Gondwana Recordsより2023年リリース。Ólafur ArnaldsやPatrick Watsonが参加する豪華な布陣。
前作「On Giacometti(’23)」を制作したスイスの山奥には廃墟のホテルがあったという。そのホテルは幽霊が住むと地元では語り継がれている。その土着的な言い伝え(kind of a local belief system)にイマジネーションを得て制作は進んだ。
初期作「Esja(’19)」の延長線上として、抽象的な歌唱や十分に余白のあるしっとりとしたピアノが軸としてありながら、その一方で、目鼻立ちのはっきりとしたシンセのメロディ、ゲストボーカルを迎えた輪郭のある歌唱、高揚感を伴ったビートなどが過去作と大きく異なる点だ。今までの作者を纏っていた内省性は保ちながらも、より外に向けた凛とした表現を本作では堪能できる。作者のキャリアの中で、大きな転換期といっても問題ないだろう。限定Clear盤。
(店主)
#Ambient #ModernClassical

![Hania Rani - Ghosts [2LP_Clear]](https://harunoame.com/wp-content/uploads/2023/11/6F1894CA-E0DF-4C35-8072-0E67A4DE27B4.jpg)
![Chip Wickham - Love & Life [LP_Clear]](https://harunoame.com/wp-content/uploads/2024/05/FullSizeRender_VSCO-86-280x280.jpg)
![Hania Rani - Esja (2025 repress) [LP]](https://harunoame.com/wp-content/uploads/2023/03/47C7C3D2-B767-4255-BFE8-3D2D960955C2-280x280.jpg)
![Matthew Halsall - An Ever Changing View (2025 repress) [2LP]](https://harunoame.com/wp-content/uploads/2023/10/C437AECE-A6F0-41A8-9500-FD08F3D51877-280x280.jpg)
![Kessoncoda - Outerstate [LP]](https://harunoame.com/wp-content/uploads/2024/08/FullSizeRender_VSCO-8-280x280.jpg)