日本のエレクトロニカ/ ポストクラシカルを代表する、haruka nakamura。アウトドア・ブランドとコラボレーションし、四季に即したサウンド・トラックを奏でる「Light year」と冠したプロジェクトが始まった。アコースティックギターのアルペジオ。ピアノの親しみやすい流れるようなメロディ。気持ちが華やぐミドルテンポのビートメイク。それらにコマーシャルな響きは一切ない。窓の外を眺め、新たな季節の訪れを喜ぶ子供達のように、四季の変化をピュアに捉えている。本作は四季のうち「冬夏」に焦点を当てている。片割れの作品、「春秋(Light years – THE NORTH FACE Sphere)」と比較すると幾分、弾けるような爽やかさや内面的な穏やかさなど、輪郭の際立った表現を垣間見ることができる。
(店主)
#Ambient #ModernClassical