Kuniyuki TakahashiはDeep House, Future Jazz を主軸とした、日本が世界に誇るDJ/ プロデューサー。1994年にキャリアを開始し、1998年には細野晴臣と共にRainbow 2000に出演。Joe ClaussellのNatural ResourceやMusic From Memoryからのリリースなど輝かしい実績を誇る。
本作は日本で生まれたダンス・ミュージックレーベル、mule musiqよりリリース。Lawrence、Isolée、Luciano、Force Of Nature 等、確かな音楽をその審美眼でキュレーションし、世界に発信してきた。その切り口は常に斬新で探究心に満ちている。
2007年にCDのみでリリースしていた作品を待望のアナログ・リリース。2023年のリイシュー。本作は彼の2ndアルバム。（1st「We All Together (’06)」が初期作品のコレクションなので、実質的には本作が1stと言っていい。）Theo ParrishやJoe Claussellが愛し、リミックスを手がけた名曲「All These Things」を始めとして、どこから眺めても一点の曇りのない完璧なフルレングス。
嗚呼、なんという高い完成度だ。African, Soul, Jazz ・・・幅広い養分を吸収した、身が沸る程のグルーヴ。また気品高い色気。身体は誘われるようにそのグルーヴを追いかける。
いや、眺める角度を変えてみる。深く腰を据えて、身体のLowのチャネルに合わせてみる。すると、温かな血流が身体の隅々まで行き届くような、穏やかなイメージに満ちる。この豊かなリスニングタイムに、持てる時間を預けたい。
(店主)
#Ambient #DeepHouse #Jazz
