岡田拓郎とduennによる都市をモチーフにしたコンセプチュアルな本作は吉村弘、廣瀬豊など日本の環境音楽の水脈を色濃く感じる。
岡田拓郎はバンド「森は生きている」を解散後、「Betsu No Jikan」など海外でも評価の高いソロ作を生み続けている。 duennはMerzbow, Hakobune, ナカコーとも共演するエクスペリメンタル/ドローンを主軸に置くアーティスト。
我々がイメージする「環境」は時代とともに変化する。「都市」を「自然」の対局にある言葉と仮定し、都市を人が作り出した環境そのものであると捉えると、私たち人間が常に変化し続ける存在であるのと同様に都市自体も流動的に変化する。その流動的な環境に呼応するようにこの作品は生まれたのかもしれない。(店主)
#Ambient #KankyoOngaku