コロラドのビートメイカー、RUMTUM。日本のAru-2も輩出するBastard Jazz Recordingsよりリリース。表情豊かなビートミュージックを得意とするレーベル。同レーベルからリリースの前作「Isles In Indigo (’22)」も評価は高く、満を持してのフルレングス二作目。
彼の魅力はDJ Shadow, Four Tetを引き合いに出すのがいいだろう。しかし、それは大枠での参照であり、仔細に比較するとRUMTUMの浮遊するアンビエンスは非常にきめ細かく、特出している点だ。そのアンビエンスは前作と比較しても、よりダイナミックかつ洗練されている印象を受ける。また、作品が纏うLo-Fi/ChillhopのニュアンスはヴィンテージのMPC 2000XLで演出したというのも合点がいく。nujabes以降、現在にも脈々と続く、アンビエント/ ビートミュージックの文脈で捉えても興味深い。
(店主)
#Ambient #Downtempo