Salamandaの勢いは目を離せない。2年連続となるFRUEへの出演、Asa Toneとの来日公演、Circus Tokyoへの登場など、実力者として着々と国内で認知度をあげている。
ソウルを拠点とするSalamandaはUman Therma(Sala)とYetsuby(Manda)の2人組。レフトフィールドでグルーヴィーなアンビエント・サウンドが特徴的。K-LONEを輩出するダンス・レーベルWisdom Teethと契約し、2023年最新作をリリース。
過去作「ashbalkum (’22)」はエレクトロニック/アンビエント・シーンに衝撃を与える傑作で、Salamandaを世に知らしめることとなった。遡って「Sphere (’21)」などから一貫しているのはエレクトロニカ、ダンス、ニューエイジ、オーガニックグルーヴなどの要素。ただ、それらを配合した結果は、Salamandaが提唱する新しいアンビエント以外の何者でもない。
本作では、Salamanda印のスムースなベース、ビートがより洗練されている。そのキックはトリップや高揚のためではなく、エレクトロニカ/ アンビエントの緻密な装飾がまずあって、それを額縁に入れるような仕立てといってもいい。また、フィーメールボイスのサンプル(もしくは歌唱)が過去作と比較すると印象的に使用され、オルタナティブでポップな質感が特徴的だ。
Salamandaがシーンを切り開いているのは間違えない。
(店主)
#Ambient #Electronica

![Salamanda - In Parallel [LP]](https://harunoame.com/wp-content/uploads/2023/11/AC788479-B85A-4D60-B432-18308BD5C079.jpg)
![K-LONE - Cape Cira [LP]](https://harunoame.com/wp-content/uploads/2023/03/8EB4FC64-59ED-41C6-93B5-2C28F89F4F3C-280x280.jpg)
![Salamanda - Sphere [LP]](https://harunoame.com/wp-content/uploads/2025/05/IMG_5136_VSCO-280x280.jpg)