Sugai Ken, Flore Laurentienne, M. Sageらを輩出するブルックリンのレーベルRVNG INTL.よりリリース。そのRVNGを代表するシリーズ、FRKWYSの15作目が本作。同シリーズはYoshi Wada, Steve Gunn, Julianna Barwick, Laurel Haloが参画するなど見逃せない。
Visible Cloaksは日本の’80アンビエントに近接し、過去作「Reassemblage (’17)」はアンビエント/ニューエイジ・シーンで高い評価を得た。同レーベルを代表する音楽家である。Yoshio Ojima, 尾島由郎はグラミーにもノミネートされた「Kankyō Ongaku (’19)」にもコンパイルされ、’80以降の国産アンビエントを代表する存在。Satsuki Shibano, 柴野さつきは芦川聡がキュレーションするWave Notationシリーズにも参画するなど同じく国産アンビエントを語る上で重要な存在。
尾島由郎をリスペクトするVisible Cloaksを起点とし音源交換が行われ、本作の制作がスタートしたという。クラシック・ピアノのモダン・クラシカルなニュアンスもありながら、その一方で声を加工し大胆に取り入れる前衛的なサウンドにも接近している。ニューエイジ、環境音楽、実験音楽を取り入れた2010年代を象徴するサウンド。
(店主)
#Ambient #Experimental
