アンビエントミュージックのパブリックイメージとして(誤解を恐れずに言うならば)静謐性が一つの側面となっているであろう。
やけのはらが名門レーベルGrowing Binより発表した本作の特性は一見、静謐性とは背反するその肉体性にある。
惚れ惚れするような音の圧力。それと共存する美しいうわもの配列。
クラブカルチャーにおけるAphex twin やAutechreがそうであったように、本作がアンビエントの文脈で優れている点はそのような動と静の対比だ。
「死」を以て「生」を理解するのと同様に、また「身体」を以て「精神」を理解するのと同様に、その動的な肉体性を以て静的な静謐性を実感する。(むしろそれらは背反しておらず共存している。)
ヤワな音では私たちを現実から他の位相へ移すことはできない。本作が流れるその先に、私たちは深い安らぎの場所まで移行される。
(店主)
Ambient/ NewAge/ Techno

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