Music From Memory の最新作が登場。Rhythm Section からリリースのイメージが強い、UKのContoursがなんとMFMから初のフル・レングスをリリース。元々、エスニックなパーカッションを得意とする作者の、よりオーガニックな側面が色濃く出ている。パンデミックの時期に原型が作られたという本作は、フロア・ユースな過去作と比較し、風通しの良さは通底しながらもより内面的と言っていいかもしれない。また、マリの打楽器、バラフォンを探る過程で本作の想像の源を得たという。その過程がもたらすものは、システマティックで表層的なものとは対極に位置している。
(店主)
Ambient/ Ethnic
