オハイオ州のG.S. Schray。過去作「First Appearance (’19)」「Gabriel (’17)」は非常に評価が高く、レーベルLast Resortの名を広めることとなる。
本作は待望のフルレングス3作目。凛としたギター、フレットレスベースのスムースな佇まい、散りばめられた音の装飾。それらは穏やかに歩みを進め、薄暮に滲むように溶け出していく。美しい、バレアリカ。そう、前衛的なジャズを下地としながら、描き出す世界はバレアリック/ アンビエントの淡さが際立つ。それが彼の真髄と言ってもいい。自身が参加するLemon Quartetが凡庸なジャズ・マンと線を引くのは、彼が醸し出す深みからなのかもしれない。カルテットでの調和的な美しさに潜む、より没入的でメディテーティブな美しさはこのソロ作でも光っている。
(店主)
#Ambient #Balearic #Jazz

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